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内販市場開拓への生命線―日中ビジネスマッチングの現状と今後  
( 2009-11-20 )

            

     2009 年10 月30 日、広州?中国大酒店で日中間の省エネ?環境ビジネスを促進するために催された『日中省エネ?環境技術交流展示会( 広東)』。昨年12 月に催されたフォーラムに続く今回のイベントは、より日中企業間のビジネスマッチングを具体的に促進することを目的とした交流展示会となった。そして、その目玉として注目されたプログラムが今年
初の設置となる「マッチング交流会」だ。
 「マッチング交流会」には日系企業8社が参加し、それぞれの企業に対して3、4 社の中国企業を紹介。日系企業に紹介される中国企業は、広東省省エネ協会、広東省資源総合利用協会、広東省環境保護産業協会の会員企業が紹介される手筈となっていた。   

     同展示会を担当した日本貿易振興機構広州代表処( 以下JETRO 広州) の天野真也部長は「日中、分野に関係なく、それぞれの企業が積極的にコミュニケーションを取っていた」と一定の評価を与えつつ「省エネ?環境ビジネス支援は、息長く取り組んでいく必要がある」と今後も同分野の日中企業間のビジネスマッチングをサポートしていく意向を示唆した。
  これは、費用対効果が見えにくい省エネ?環境分野のビジネスマッチングには、時間をかけて日中企業間の要望やズレを調整していく必要があるとの認識からだ。
  実際に行われた「マッチング交流会」のアンケート調査では「良かった」「まぁ良かった」が回答全体の80% 以上を占め、中には「中国の現場情報の収集ができた。今後の事業展開に非常に役立つ。マーケティング調査に役立った」とする前向きな意見も見られた。その反面、日系企業からは「中国企業の情報提供が少ない」、中国企業からは「我々の要望を満たしていない」などと今後に課題を残す意見が垣間見られたことは注目に値する。

 「マッチング交流会」に参加し、廃液処理装置の技術を中国企業にアピールした大和化学工業株式会社CS 事業部の大谷省悟氏は「反響は非常に良く、今後中国展開を進めるにあたり追い風となり、非常に良い話が出来たと感じております」と“手応え” を述べる。

      従来の中国での廃液処理になると大規模な設備または膜を使用した設備が一般的で、同社の装置は小規模かつ膜では処理できないような廃液の処理が行えるため「中国市場には無いものとして新しいニーズの開拓が出来るのでは」( 大谷氏)と期待を持っているようだ。
    実際、同社は今回の「マッチング交流会」への参加を糧に12 月中旬に再度中国を訪問し、工場の視察( 中国企業?日系企業) 及び代理店との商談( 日系企業?香港企業) を行う予定となっている。
    前出の天野氏は「省エネ?環境ビジネスはドメスティックな分野。外資が入り込むのはなかなか難しい」と語るが、それはもはや前提中の前提。「マッチング交流会」は中国企業とのビジネス経験を積む場としての役割は果たした。重要なのは、その経験からいかに日系企業が独自に市場を開拓していくノウハウを見に付けていくかだ。
     JETRO 広州によれば、同展示会全体での商談件数は451 件、その内成約( 見込
み含む) 件数は66 件という。成約率約14% という数字が多いか少ないかは別にして、JETRO 広州には成約までに至った事例を分析?フィードバックする作業が望まれているようだ。

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