「俺は日本の力士さんを倒したぞっ!」と、ステージから降りても興奮がおさまらない広州の元気な子供たち。2008年広州第一回さくら祭り開催の記者会見会場のワンシーンだった。
未曾有の盛大なイベントとして、華南の冬に文化交流の熱気を吹き込む今回のさくら祭りであるが、現在、春節の連休に向けて100万人と言われるほどの来場を迎えるために、着々と準備作業が進み、その中間報告として、1月16日に広州の天河区にあるウェスティンホテル5階の宴会ホールで記者会見が行われた。一年で最大の祭日、春節には、家族ぞろいでどこかへ出かけ、花の観賞という習慣がある広州市民にとっては、例年と趣を異にした楽しみになるに違いない。むしろ、入場者の数が予想を大きく上回り、その管理が大変ではないかと、主催側が言う。
さくらをモチーフにした色彩絢爛のステージ、勇姿を見せた少女隊の太鼓たたき、そして悠揚と館内を流れる日本の歌謡曲。さくらを通じて日本文化をPRしようとする主催側の姿勢がうかがわれる。会場のハイライトはなんと言っても、元関取の大至伸行さんの登場である。引退後に日本ですっかり甚句名人として活躍された大至さんだが、今度はのど自慢を披露。また、広州の小学校の子供たちを相手にする相撲でわざと押し倒され、詰め掛けてきた報道陣を喜ばせた。活気あふれる子供たちの姿を見て、「日本へつれて帰りたい、相撲を教えたい」と大至さんがにっこり語った。三月の上旬に、大至さんはもう一人の力士さんとさくら祭りで日本の国技、相撲を披露する予定である。
▲日本で相撲甚句の巧さで好評を博し、甚句力士の第一人者といわれる大至伸行さん。これからクロスロードの愛読者になりそう?!